なつみのきもち

ねこのきもち的な

7/26の事。

幕が開けて数分でプラス以外の感情でため息が出た舞台は初めて。席を立たなかった自分を、視界に入る監修()に聞こえる位盛大な舌打ちをしなかった自分を、誉めてあげたい。冒頭の三田佳子が録音の台詞と掛け合うシーン。物語の根本とも言える部分の台詞を丸々飛ばす。十数秒の沈黙。BGMだけがむなしく響く。やむ終えず話は繋がらないが録音の台詞が流れる。

千秋楽だよ仮にも。ふざけてんの?

仮にも稽古から数えれば一ヶ月は付き合ってる本のセリフが、出てこない。台本通りのセリフをど忘れてしまっても、それに近い言葉は出てくるでしょう?ふつう。役に入っていれば。何が大女優だよ。みんな口を揃えてオーラがオーラがって言うけど結局具体的にどこがすごいとかないんじゃないかな。幕間、私は友達に泣きついてた。悔しくて。終わってからも心ここにあらず。新大阪までの記憶が乏しい。

千秋楽以外にも、役の名前を間違えたり、きっかけを間違えたり。間違えることは人だから、絶対ないわけじゃないのはわかるけど明らかな加齢と努力不足からくるものなんて、観客なめてんのか位の苦情言いたくもなるでしょう。

そんな人が、最後に、なんて言ったと思う。「二人の演技をもっとみんなに見てほしいから、また再演がしたい。」


…は?


いや、なんで、そんなこと言えるの?三時間前あなたがやったこと、それも忘れちゃいましたか。往年の森光子さんだって美談として語られてるけどやっぱり生でお金もらうには限界があったと思う。でも、続けてきた人と、努力しない人を一緒にしないでほしいわ。やりたいなら勝手にやってくれ。旦那にたくさんお願いしてさ。もう顔も見たくないわ。

本に対してや演出に関しての文句は口にしてきたけど、この人に関しては今まですごーーく我慢して言わないようにしてた。(しかし一個前の記事ですでに言っていたね。pnk)
再演の一言で、もう無理。

演出も脚本も主演の真ん中も一部の下手くそなアドリブをダラダラ続ける共演者もみんなみんな大嫌い。

ごめんねこんなファンで。好きだけど、これだけは無理だわ。ごめんね。別のいいご縁が、ありますように。