なつみのきもち

ねこのきもち的な

2015 0726隠しトラック

あれは忘れもしない7/26のお話の、言うならば特典映像。隠しトラック。

某舞台に意気消沈し新大阪についたのは帰る新幹線の一時間前。どこかでお茶をする気力もない私たちは途中コンビニで手に入れた数個のおにぎりと、新幹線で飲むには十分すぎる量のお酒をビニールに下げホーム下のベンチで放心状態で座っていた。

全員何か胃に入れないと心身共に危険な状態だったので、おもむろに塩むすびやキムチ炒飯おむすびを食べ始める。むしゃむしゃ無心で半分くらい食べ進めた頃に事は起こった。

塩むすび「本人…本人や…」
キムチ炒飯「…?!」

おにぎりを食べる手を休めることなく体を通路に向けると数時間前までまぶしい照明の下にいた本人達がマネージャーさんと共に目の前を通り過ぎたではありませんか。

ひとりはキャリーを引きサングラスにハットという誰も寄せ付けない出で立ち。ひとりはベージュのバッグにキャップをかぶり、携帯片手にマネージャーさんのあとをトコトコ。

あぁ、これからあの人達も帰るんだなぁ。お疲れ様でした…。とお見送りをした気持ちで目で追うと、お弁当屋の前で止まるマネージャー含む3人。えっマネージャーさんいるのに?三人で並ぶの?えっ?さすがにおにぎりを食べる手も止まりました。その日はどこかでライブがあったらしく、割とスタイリッシュで迫力のある女子がたくさんお弁当屋さんに並んでいました。そこに紛れる割と華奢な男性三人。サングラスにハットの誰も寄せ付けないスタイルな彼はスタイリッシュで迫力のある女子達に阻まれたお弁当屋さんのメニューを見るのに苦労している様子。いまだかつてステージ上では見たことないくらいに首を伸ばして必死にメニューを見ていました。隣のキャップの人はメニューを見る気すらなく、おしゃれな携帯でずっと電話をされていました。ずっと電話してるのに…ずっと横から話しかけてるんですよ…サングラスの人…。かわいそうかわいい…。

無事にお弁当買い終えて、新幹線のホームに向かう3人。ちゃんとお帰りになられたようで、私たちも安心しておにぎりをお酒に持ち替えて新幹線に乗り込みました。めでたしめでたし。

これあげたと思ったら忘れてた(笑)!